【Spirit大森コラムvol.40】
『この度は幣もとりあえず手向山紅葉の錦神のまにまに』
またまた百人一首です。
今回は、「この度は幣もとりあえず手向山紅葉の錦神のまにまに」です。
書いた方が菅原道真少しだけ名前を聞いたことがある方もいるかもしれません
この句を日本語にすると「この度の旅は、群を揚げることもできない。
さしあたって手向の山の紅葉の絹を幣として捧げるので、
神の心のままにお受け取り下さい」旅に出て神様に会い紅葉の絹をお供えするので
神様の心のままにお受け取り下さい。という感じかといつもの勘です。
この句を書いた方が菅原道真、有名な菅原家の家系です。
小さい頃から詩歌や漢詩を書き始め才能を開花させさまざまな賞などを取っている。
その文才を生かして文章得業生や何かの試験で合格したぐらいすごいらしい
自分の父を差し置いて代執をお願いされている。
だが左遷などいろいろあったらしい。普通の文学少年がいろいろたらい回しにされ
それがまさか天皇までやるとは思わなかったでしょうね
菅原道真が亡くなったあと怨霊となって化けて出て雷や疫病を招いたと言われている。
中学の教科書で紹介されて授業になっているみたいです。紙幣にもなった
詩を見て私が個人的に思ったのが最後の「神のまにまに」、これどこかで見たなー?
と思って思い出していたらボカロ曲で同じ名前で
「神のまにまに」という曲があるのです。偶然だとは思いますが
もしかしてこの詩がモチーフなのかなーと思ったり思わなかったり
でも曲はとても良いのでぜひ聴いてみてください
2025.04.18