【Spirit大森コラムvol.27】
『めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲がくれにし夜半の月かな』
今年放送している大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部が書いた和歌
今日は、「百人一首の中から紫式部の和歌」を紹介します。紫式部は、
「天縁970年頃」に生まれたとされていて「長元1031年頃」に永眠された
と考えています。源氏物語や紫式部集などの作品や歌人として有名ですが、
そんな紫式部の作品、『めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲が
くれにし夜半の月かな』日本語に訳すと「せっかく久しぶりに巡り合えたのに、あなたなのか
どうかもわからないほどの短い時間であっという間に帰ってしまわれた。
まるで、雲隠れしてしまった。夜中の月のようでしたね。」となります。
久しぶりに友達などに会えたのにすぐに帰った様子を雲隠れした月にたとえた和歌です。
大切な友達、親友や家族とせっかく会ってゆっくり話せると思ったのにその人かも
分からないうちに相手は、去ってしまったと夜のお月様も久しぶりに見えたのにすぐ、
雲の中に溶け込んでしまって見えなくなってしまった。とさっき、
会えそうで会えなかった友達や家族と同じだと思いしたためたと私は、考えました。
そんな和歌百人一首では、57番に登録せれています。ほかには、有名な和歌だと
『このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに』
『春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山』
『ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 唐紅に 水くくるとは』
など他にもありますが有名だとこの辺りでしょうか。知っている和歌などはありましたか
今回は、現在放送中の大河ドラマ光る君への主人公紫式部にフォーカスしてみました。
私も百人一首を遊んだこともあり姉と何度も勝負したことあるのですが姉が強くて
挫折しました。
<研修生 夏彩唯奈>